誠一つの浮世さめ
のよでいい言葉の
あはぬおきゆが
読人しらず
島袋盛敏著「琉歌集」風土記社刊では・・
<歌意>
この浮世を渡るには誠一つが何よりも大切である。誠心誠意でいった言葉なら、これが合わないということはない。必ずその言葉通りになるであろう。
<解説>
これも仲風でよくうたわれる歌である。これは恋愛とは何の関係もなく、この世を渡って行く時、何よりも誠実が大切であることをうたっているが、しかし恋愛の上でも誠実が大切であることを思うべきである。何となれば恋愛では言葉の遊戯が多いからである。言葉の遊戯では、決して真の恋もできないし、この浮世も渡って行けるものではない。
島袋盛敏・翁長俊郎著「標音評釈琉歌全集」武蔵野書院刊では・・
[評釈]
この浮世は誠一つといってよいほど誠が何より大切だ。誠の心でいった言葉が何で合わないということがあろう。必ずその言葉通りになるであろう。言行一致ということも、誠の心がある人にして始めてできることである。誠意のない人は言葉は立派でも行いは汚い。仲風で最も愛誦される歌詞である。
二揚ぎ調弦の、心の奥底からの叫びを表したような曲調も相まって
胸が締め付けられるパッショネイティブな「仲風節」
そこで歌われる琉歌がまた素晴らしい。
誠実さってなんだろう、とあらためて身につまされます✨️
そんなスゴイ曲を、ステージで独唱します!
ぜひ観に来てほしいです!
チケットあります。
KIKOまでご連絡くださいね〜〜☺️
11月5日土曜日 17時開演
「琉球古典芸能祭」
KIKO出演
幕開け斉唱「かぎやで風節・恩納節・辺野喜節」
第二演目「かぎやで風節舞踊ー舞踊地謡」(宜野湾支部の皆さんと一緒に)
独唱「仲風節」
沖縄民謡でも山里ゆきさんの素晴らしい歌唱で
「遊び仲風」という名曲ありますよね🎼
あの曲は絶対「仲風節」にインスパイアされているはず!
あの名曲の元ネタで、古典音楽の中でも大変エモい曲ですから、まだ琉球古典音楽に馴染みがない方も是非聴きに来てほしいです🤗